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夕やけだんだんの大藤

日暮里駅西口の藤日暮里駅西口: 
何度も通っているのに花が咲くまで、そこにこんなに立派な藤があるなんて気付かなかった。夕やけだんの階段手前左側のお宅の石垣の中から、張り出すようにビワの木が生えている。その木にからんで立ち上り、さらに向こう側の桐の木をつたって這い上がる。こんなに伸びやかな藤は都会ではめずらしい。まるで房総の山に咲く野生の藤のようだ。桐の木がもっと伸びてくれれば、天にまで伸びたいと言わんばかりだ。

花房が長いところを見ると園芸種だろう。夜店か何処かの植木屋さんで売られていた小さな苗がここまで育ったのではないだろうか。自由奔放に生ている姿を見を見ると、“誰に遠慮はいらないよ”と言われているみたいで、あたり一帯が居心地が良い。

これは、ここだけのの話だけれど、夕焼けだんだん入り口の犬やさんのご主人は、40年以上前からほとんど変わらない。ご本人に、お父さんはお元気ですかと尋ねたら、それは私です。と答えた。彼は、お化けのように年をとらない。