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沙羅双樹の森

沙羅双樹の森

工房から少し離れたところに沙羅双樹の森があり、そこには山繭やハヌマーン猿、ジャッカル、ベンガルヤマネコ、蛇が住んでいるでいます。かつてはベンガル虎もいて、森の中の住人は矢や鉄砲を持っていないと住めなかったそうです。

沙羅双樹の森は木漏れ日のさす明るい森で、沙羅双樹以外の木は少ないのです。地面は白っぽい明るいオーカー色で乾いています。こんな森の樹の下で横たわったとしても、葉の隙間から青空が見えて悲壮感も、孤独感もありません。仏様は沙羅双樹の下で涅槃に入られたといいますが、こんな森の中だったのなら、樹を選ばずとも何処に横たわっても沙羅双樹の樹の下だったのでしょう。春、花の咲く頃に来て見たいものです。

森のどうぶつたち:アナンダ工房モスリン200カウント(綿)にカンタ手刺繍